新年度がスタートして数週間。
新社会人の方はもちろん、数回目の異動の方も、職場での新しい人間関係、気を遣うことが多いと思います。
特に始めは「いい印象をもたれなきゃ」「頑張らなきゃ」と意識しすぎて、少しずつ疲れてくる…そんな経験はありませんか?
今回は、私が実践していた「作り笑顔」「過剰な気遣い」に頼らず、自然体で心地よい人間関係を築くためのポイント「人間関係は頑張らない」「「人」として普通に接する」についてお伝えしたいと思います。
心地よい職場の人間関係のためのヒント
人間関係は頑張らない
まずは「挨拶」
愛想笑いを振りまくよりも、心を込めた挨拶をすること。
プラスアルファの一言などという人もいますが、無理しないことの方が大事だと思います。
人見知りの人や会話が苦手な人は、「おはようございます。」まずはこの一言で十分です。
「感謝」を丁寧に
そして何かをしてもらった時には、相手の目を見て、素直に感謝の気持ちを伝えること。
このことの方が、ずっと大切です。
「挨拶」と「感謝」。これらの基本的なコミュニケーションは、相手に安心感と信頼感を与え、良好な関係を築く土台となります。
「人」として普通に接する
時には「頼る」ことも大切
完璧であろうとしすぎず、困った時には素直に周りの人に頼ることも、良好な人間関係を築く上で大切です。
もしも、そのことを非難するような雰囲気を作る人がいたなら、それはその人自身の問題です。
そういう人やその周りの人の言葉や陰口は気にせず、
困っていること、教えてほしいことがあれば、無理に一人で抱え込まず、素直に認め、聞ける人に伝えましょう。分からないことを相手に伝えて周りの力を借りることは、自分自身を守ることにも繋がります。
そして、何か助かったことがあれば、「教えていただいたおかげで、とても助かりました!」「ありがとうございます。」という感謝の気持ちを伝えることで、相手との間に温かい繋がりが生まれます。
持ちつ持たれつ
自分が慣れて知っていること、当たり前と思うことが、当たり前じゃない人はたくさんいます。
自分が相手より少し早く入社しただけ、その職場に配属されただけ。環境が違っただけ。
相手は仕事に慣れていないだけで、何かが劣っているということではないと思います。
逆に教わることもたくさんあります。
例えば、プライベートで道を聞かれて「そんなことも知らないの?」などと思う人はいないと思います。
職場でも「人」として、まだ知らない人には、丁寧に伝えることで、人間関係がスムーズになり、逆に仕事も円滑にいくことはたくさんあります。
職場で心地よく過ごすために
職場で心地よく過ごすためには、自分自身を大切にすることが何よりも重要です。無理に周りに合わせようとしたり、作り笑顔で疲弊したりするのではなく、自然体でいることを心がけてみてください。
愛想笑いや過剰に相手に気を遣うよりも、日々の些細な、相手の目をみて挨拶や感謝、困った時に助けを求めたり、逆に困っている人には声を掛けてみてください。
人として基本的な振る舞いを大切にする方が、人間関係をより深めることがあります。
「自然な笑顔」が生まれる瞬間
楽しい時や嬉しい時には、自然と笑顔がこぼれるはずです。
そのような自然な笑顔は、周りの人を明るくし、ポジティブな雰囲気を作り出します。
「笑顔」とは、無理に作るのではなく、日々の小さな喜びや感謝の気持ちを大切にすることで、次第に打ち解け、徐々にそして自然に増えていくものだと思います。
最後に
長くCAを続けてきた私が、職場で一番に大切にしてきたのは、「笑顔を振りまく」よりも「自然体でいること」です。
- 人間関係は頑張らない
- 人として普通に接する
「笑顔は大切」と言われますが、それは心が伴ってこそ。
無理な笑顔は、自分自身の心を疲れさせてしまいます。
仕事の前に、人間関係に疲れてしまいがちな方へ。
自分が笑えていないときは、笑えていない理由があります。
心が泣いているときに無理やり笑顔でいると、時に自分の本当の感情を見失ってしまうことがあります。
そういう時は無理はしないで。
今日から、少しだけ肩の力を抜いて、コミュニケーションをしてみてください。
まずは自分を大切に。
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