今回は、現役時代やプライベートの海外旅行からの帰国日の過ごし方、私が実践してきた、お風呂を活用した時差ボケ解消法をご紹介します。
海外旅行が初めてで、初めて時差ボケがつらい方、悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
時差調整にお風呂をおすすめする理由
温かいお湯に浸かることで、フライトや旅先の疲れで緊張した体もほぐれ、体内の中核温が上がります。
疲れた身体の回復には、睡眠が大切ですが、入浴で心身ともにリラックスし副交感神経が優位になることで自然な眠りを誘いやすくなります。
お風呂から出て徐々に体温が下がることで自然な眠気へ。
お風呂を活用する時差ボケ解消の4つの秘訣
入浴前にデジタルデトックス完了
ブルーライトは睡眠の質を低下させる可能性があります。帰宅後、入浴前までにパソコンやスマホの利用を済ませてしまいましょう。
また、情報過多な状態をリセットすることで、脳がリラックスモードに入りやすくなります。
入浴前に荷ほどきを済ませる
荷ほどきなど、旅行後の細かいタスクも入浴前に終わらせておきましょう。
入浴後のリラックスタイムや翌日の時間をより質の高いものにできます。
身の回りが片付いていると、心にもゆとりが生まれます。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
基本スタンスは、自分が普段しているお気に入りの入浴タイムを過ごすことです。
個人的なおすすめは、お風呂の温度は38~40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かること。
副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスできます。
バスソルトの活用やアロマオイルなどを数滴垂らすのもおすすめです。
入浴後のリラックスタイム
温まった体は、徐々にクールダウンしていく過程で眠気を感じやすくなります。
入浴後は、照明を落とした部屋で静かに過ごしましょう。
アロマを焚いたり、ゆったりとした音楽をかけてリラックスを。アルコールやカフェイン摂取は避けて、リラックス効果のあるハーブティーもおすすめです。
ここでも基本スタンスは「普段通り」。自分なりのリラックスタイムで過ごすのが一番です。
日常に戻り、自分のお気に入り就寝前の過ごし方で、リラックスしましょう。
元CAからのワンポイントアドバイス
水分補給
フライト中は乾燥しやすい環境にいます。入浴前はしっかりと水分補給をしておくことが大切です。
消化にいい食事
海外での普段と違う環境や食事で、胃腸は普段以上に疲れていることも。
帰り便の機内でも、ボリューム満点の機内食が提供されています。
帰国日は、スープなど、体を温めかつ消化に良い、胃腸に負担がない食事を心掛けてください。
日本時間を気にしすぎず、十分な睡眠を
帰国日や翌日など、眠くなったときは、「日本時間で今何時か」などあまり気にせずに、十分に休んで体力を回復させてください。
例え、夜なのに眠気を感じない、眠っても数時間で起きてしまう、このようなことが続いても、安心してください。
体内リズムは少しずつですが、必ず戻ります。
眠れなくても、ベッドに入り目を閉じて横になるだけでも、十分に体の休息になっています。
まずは安心して過ごしてください
体内リズムは必ず戻ります。夜に眠くならなくても、日中睡魔に襲われても、心配しすぎないでください。
「時差が治らない」と過剰に心配しすぎることは、眠りを妨げるストレスにつながります。
大切なことは、ストレスを避け、心身ともにリラックスさせることです。
なかなか時差ボケが治らないと心配しすぎてしまいやすい人は、普段の夜更かしや早起きが続いた日の延長ととらえてみてください。
まとめ
ご紹介した入浴と入浴前後の過ごし方は、特別な道具も薬もいらない、誰でも簡単にできる方法です。
お風呂には、血行促進、筋肉の緩和、精神的なリラックス効果など、様々な効果が。
これらの効果が、時差ボケによる身体の不調を和らげ、スムーズな睡眠へと導いてくれるのです。
心配しなくても体内時計は徐々に確実に戻ります。
初めての時差ぼけや久しぶりの海外旅行で不安な皆さんの、お役に立てることを願っています。

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