「会社の飲み会、行かなきゃダメなのかな…」
きっと、多くの若手社員の方が上司や先輩に誘われて、そう思った経験があるのではないでしょうか。
CAとして心地よいコミュニケーションを心がけた経験からオフィスワークで実践した、社内の付き合い方と断り方のちょっとしたコツを、皆さんにお伝えしたいと思います。
新社会人の方や社内のお付き合いに不慣れな方、断るのが苦手な方の参考になれば幸いです!
結論。社内のイベント、飲み会への参加は、たとえ定例の忘年会や歓送迎会であっても「自分の気持ち次第!」です。
大前提は「参加必須」ではないということ
まず、基本スタンスは「会社の飲み会は強制参加ではない」ということです。
「付き合いだから…」「〇〇さん(先輩・上司)に誘われた」「みんな行くから」「慣例だから」という言葉に縛られすぎる必要はありません。
- 他に大切な予定がある時:家族との時間、趣味の時間、自己啓発の時間など、あなたにとって大切な予定があるなら、そちらを優先して良いのです。
- どうしても気が進まない時: 時には、どうしても気分が乗らない時期もありますよね。無理に参加しても、自分が楽しめないだけでなく、周りの雰囲気まで悪くしてしまう可能性も。
大切なのは、「行きたくない」という気持ちを否定せず、自分自身を大切にすることです。
社内のイベントに参加しないことは「悪いこと」ではなく、「普通のこと」です。
会社の飲み会、「角を立てない断り方」の極意
早めに伝える
参加できないと分かった時点で、遅くても2日以内には、口頭またはメールなどで丁寧に伝えましょう。
「肯定文+お詫び+一言」
「参加できません」ときっぱり断る言葉を口にすることが苦手な人は、「肯定形+お詫び+一言」を意識してみてください。
例:「私用があります。すみません。皆さんで楽しんでください!」
例:「その日は予定があります。残念です、申し訳ありません。お誘いいただきありがとうございます!」
理由は具体的が良いという人もいますが、私は特に不要だと思います。
それよりも早めに返事を意識。恐縮しすぎないで大丈夫です。
曖昧な返事や返事の引き伸ばしなどは、幹事の方へ迷惑になってしまうので避けましょう。
代替案は「行きたい場合のみ」提示
「また誘ってください」「別の機会にぜひ参加させてください」「次はぜひ参加したいと思います」などの一言は、本当に行きたい場合、行ける範囲内にとどめましょう。
例:「今回は参加できませんが、また近いうちにランチなどご一緒させてください。」(行きたい場合のみ)
それでも「参加してみようかな」と思ったら? – 上手な付き合い方の心得【元CAからのちょっとしたアドバイス】
もしあなたが、「今日はちょっと顔を出してみようかな」「せっかくだし参加してみようかな」と思ったなら、ぜひ以下の心得を参考に、その時間を楽しんでください。
目的意識を持つ
何を目的に参加するのかを意識してみましょう。
- 人間関係を知る場と捉える: 異動したばかりで、どういう人が職場にいるのか誰と誰が仲がいいのか人間関係を知るためなど、今後の職場のスムーズな業務の進行のヒントに。
- 情報交換の場と捉える: 普段話す機会がない人や立場の人とも積極的にコミュニケーションをとってみると意外な情報や、仕事のヒントが見つかるかもしれません。
あくまで「業務の一環として参加する」スタンスで
「残業代はでないけど業務の一環として2時間だけ参加してもいい、と自分で判断して参加した」と考えると、失言や羽目の外しすぎ、受け身の姿勢がなくなります。流されて2軒目に付き合うこともなくなります。
自分が許容した時間が終了したら、業務終了。「帰ります。今日はありがとうございました。」「大変勉強になりました。ありがとうございました。」と感謝の言葉などを伝え、帰りましょう。
仕事の一環として参加するからこそ「楽しむ<気遣い」が可能に
仕事と割り切ることで、ちょっとした声かけや、グラスが空いている人に気づくなど、気を抜かず周りを意識した行動ができると思います。そういう行動は、あなたの印象をぐっと良くします。
飲み物のおかわりをさりげなく勧めてみるのも良いでしょう。
新入社員や普段話せない人、少し輪に入りにくそうな人などに声をかけてみましょう。
目的は「飲むこと」ではないと思います。また、相手の話を丁寧に聞くなど、社会人としての基本的なマナーを守ることは大前提。プライベートな場ではないので、無理に量を飲んだり、騒いだりする必要はありません。
まとめ・大切なのは「主体的な選択」
社内イベント、飲み会の参加不参加の選択において、参加するかどうかは、最終的にはあなたが主体的に決めることです。義務感や声をかけてくれた人の意向、周りの目を気にしすぎるのではなく、「その日はどうしたいか」という自分の気持ちに正直になってください。
大切なのは、誠意ある姿勢です。
断る際、早めに、お詫びと感謝の言葉を添えることで、角が立つのを避けることができます。
「参加したい」と思ったなら、ぜひこのポイントを参考に、誘われたからという受け身ではなく、目的意識をもって主体的に参加しましょう。
あなたの大切な時間。あなたの主体的な選択が、より豊かな職場生活に繋がるはずです。
素敵な時間を過ごしてくださいね。

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